YUKIKO KOIDE PRESENTS : 小出由紀子事務所
exhibition : 2012
exhibition title
ホセ・ルイス・フェリイニャス 終焉をめぐって
ホセ・ルイス・フェリイニャス 終焉をめぐって
Eclipse and Return. 2011. Fine brush and watercolor on paper. 38x28 cm. 15x11 in.
dates
2012年5月15日(火)〜31日(木)
place

小出由紀子事務所

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hours

火曜日〜土曜日/正午〜18時/日月休

オープニングレセプション:5月19日(土)16時〜19時

admission fee
入場無料

小出由紀子事務所では、ハバナ出身のキューバ人アーチスト、ホセ・ルイス・フェリイニャスの個展を開催します。


ホセ・ルイス・フェリイニャスは1972年、スペイン系キューバ人の両親のもと、中世イベリア半島にルーツをもつユダヤ人(セファルディム)家系に生まれました。サン・アレハンドロ国立美術学校とハバナ高等芸術大学を卒業後、画家、挿絵画家として活躍。キューバ国内外で多数の展覧会に出展するほか、2010年には、キューバの国民的詩人ホセ・レサマ・リマの生誕百年を記念して、キューバ国立バレエ団のアリシア・アロンソが制作したバレエ作品「ナルキッソスの死」の舞台画を手がけています。また、フェリイニャスが挿絵を描いた小説『アポカリプス』は High Bibliophilic Art 賞を受賞しました。


日本における初めての展覧会「終焉をめぐって」では、夢幻のように生成し、変容する、終焉のイメージを卓越した技巧で描いた水彩画約10点を展示します。


胎児の皮膚や卵のう、ぷっくり膨らんだ膿疱などを彷彿させる、薄い膜状の物体が浮遊する背景に点在する人間の身体はどれも不完全で、両者の間に合理的な脈絡を見いだすことはできません。これらは、『旧約聖書』と『創世記』を愛読するフェリイニャスの、終焉をめぐるパーソナルな解釈にほかならず、様々な史実の記憶の断片のシュルレアリスム的発現と言えるかもしれません。


ブリューゲルやボッシュの奇怪な絵画や、人間の苦悩を詳述したゴヤの絵と比較されることの多いフェリイニャスですが、本人は、デューラー、ダ・ヴィンチ、レンブラントへの傾倒とともに、ウィフレド・ラム、アコスタ・レオン、カルロス・エンリケら、20世紀キューバの画家への傾倒を認めています。しかしながら、作品には一度見たら忘れられない独創性が刻印されていて、それは今力強く開花しています。


協力:MIYAKO YOSHINAGA art prospects, New York

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